■
- 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
- 発売日: 2005/09/23
- メディア: DVD
- クリック: 61回
- この商品を含むブログ (133件) を見る
宗教的なモチーフが満載で(その裏返しかリアリティはうすい)、かつそれだけでわかってしまうようなシンプルなお話でもない。
原題は「サマリアの少女」で、ヨハネによる福音書に出てくる「サマリアの女」がモチーフ(だよね?)。イエスはユダヤからガリラヤへ行く途中、サマリアに立ち寄る。サマリア人はユダヤ人から蔑視の対象になってる異教の徒。イエスが井戸のそばに座っていると、サマリアの女がやってきて水を汲みに来る。イエスは水を飲ませてくれといい、2人の会話が始まる。イエスはこのサマリアの女が「五人の夫がいたが、今連れ添ってるいるのは夫ではない」ことを見破ってなんたらかんたらというお話。
援助交際をする女子高生ユジンが「サマリアの女」に相当するのはたぶん明らかだと思うんだけど(たしか描かれているぶんだとユジンが寝たのは5人くらいだった気がする)、他のディテールに関しては整合性がよくない。最後に墓参りに行く山はサマリア人が礼拝の対象とする山を示してるのか?とかいろいろ考えてみたけどよくわからん。解釈しようとすればするほどわからなくなる映画でした。