生活【完全版】 (KCデラックス)

生活【完全版】 (KCデラックス)

むかし青林工藝舎版をちょっと立ち読みして結局買わなかったんだけど、今回買ってみて通して読んでみたらおもしろい。「生活」のぬるさと、起きてることのギャップが。そして女性キャラはやっぱりかわいい。
グラグラな社会とグラグラな僕のまんが道

グラグラな社会とグラグラな僕のまんが道

自分から「別れたい」と思ったことなんて一度もないです。もう、「ずっとヤれる!」「ずっとセックスできる!」と思ってましたから。別れるなんてとんでもない!と。(p.41)

すごいよ、このエネルギー。なんて幸せ者なんだ。

9月に入ってから観た映画。どちらも実家に帰ってきてから平日レイトショーで。

東京で見忘れたので。いい映画でした。むかし塾講師のバイトをしてたときに、やたらとちょっと引っ込み思案だったり問題があったりする思春期の女の子をもたされることが多かった。今はどうしてるのか知らないけど、当時の彼女たちに観てほしいと思った。
今知ったけど、エレン・ペイジって1987年2月生まれなんだ。ちょー若く見えるぞ。ティーンの役がはまりすぎ。

  • 『カラフル』

これもよかった。原作知ってても知らなくても楽しめる。ちなみに僕はいまだに(というか今後も)家族との関係がスカスカな感じなので、家族とのシーンはなんか個人的に沁みたなあ。ところでタイトルロールがすっげーかっこよかった。

8月に入ってからみた映画。

石井聰亙はずっと同じイメージとかモチーフににとりつかれてるんだな。最初の暴れるシーンでチラっと出てくる仮面て『ELECTRIC DRAGON 80000V』の雷電仏蔵そのままだし、体を金属で武装するのも『逆噴射家族』はじめよく出てくる。

80年代の退廃的・審美的ムードって嫌いなんだけどなんか惹かれてしまう。

デリー・ギリアムは『1984』を読まずにこれを撮ったらしいんだけど、恐ろしく再現率が高い。ディストピアってだいたい似たようなものになるってことなのか。

いい話だなー。他人の脚本をしっかりしたウェルメイドな映画にするガス・ヴァン・サントはスタジオ・ミュージシャンみたいな器用さもあるんだなと思った。

昔借りて、観ないで返してしまったのでリベンジ。すばらしい。ガス・ヴァン・サントは天才だと思った。ところでガス・ヴァン・サントnerd vs jocksみたいな図式が好きなんだろうか。『MILK』でも少年に「jocksたちにいじめられてないか?」みたいに聞くシーンがあった。

1970年代の公民権運動の盛り上がりみたいなの(とそのバックラッシュ?)の雰囲気がうまい。今では同性愛者の結婚まで認めるようになったわけだから、隔世の感というか。同性愛の権利に反対する保守派の「家族という価値観を破壊しようとしている!」みたいなロジックがどこの国でも、何十年たっても同じすぎてむしろ笑えた。保守派議員の"You can argue with me, but you cannot argue with God."みたいなセリフは「ああ、アメリカだなあ」と思った。

夜の2人の疾走シーンは、カラックスのアレックス3部作に劣らないすばらしい疾走シーンだと思う。ただポン・ジュノが撮るといろんなシーンがホラーになってしまって、観ているこっちはえらい緊張をしいられる。ペ・ドゥナ最高!

で、こっちで本領発揮。超重量級。韓国映画最高!

ジブリ観てないと「えージブリ観てないのが許されるのは小学生までだよねーキャハハ」と言われるので観ていくシリーズ第2弾。面白かった。どうでもいいことだけど、部屋でパソコンに向かって映画を観るのはけっこう疲れるので、このくらいの尺(90分ちょい)がちょうどいい。個人的に120分超えると映画館じゃないとけっこうしんどい。

劇場でみたもの。超爆笑。いちいちディテールまでネタに凝ってて(ヒゲ面のおっさんが「Jonas Brothersのライブがあるから帰らなきゃ」だとか)すごく楽しめた。

劇場でみたもの。コンパクトでいいんじゃないか。ハウルくらいから登場するなよなよしてすました感じの少年キャラがなんか抵抗感ある。パズーはいずこへ。

最近、これは自分だけではないかと思ったこと。重低音がきらい。イコライザをいじれるときは低音と高音をカットして、中域のちょっと上のほうがブーストして音楽を聴いてる。iPodはプリセットのイコライザでbase reducedに。
いつからかわからないけど、低音がボンボン鳴ってると落ち着かないのだ。ちょうどいいと思うのが、スネアが気持ちよく鳴るく音。ベース弾きだったのに、低音は地味に鳴ってくれていればいいと思う。かといってキンキンしている高音ももちろんダメ。吹奏楽部でトランペットやってたのに、ミュートのトランペットの音が苦手。コルネットくらいでセーフ。
今も昔も低音を売りにしている音響機器が多いってことは、やっぱりみんな低音がボンボン鳴ってるほうが好きってことか。どこかそうじゃない嗜好の人向けのスピーカーとかヘッドホンとか作ってくれないかな。
もちろんクラブとかライブハウスではバッキバキにしてもらいたいけど。

Care

Care

Losoul"Care".すごくいい。ミニマルハウス/テクノの枠だけど、音の数はミニマルではなくいろんなサンプリングが入ってたりして楽しい。無機質なモノトーンじゃなくて、色がついているというか。1曲目の"Slightly"は夜の帰り道の定番。
music & me

music & me

原田知世"music & me"を聴いてて気づいたこと。6曲目がOniki Yujiという人の作曲なんだけど、どこかで見た名前だぞと思ったら黒田硫黄セクシーボイスアンドロボ』の英訳をやってる人だった。
これはキセルが作ったやつ↓いい仕事してます。

8/1
登山の装備をいろいろ買ったあと、月島で「空気人形」のロケ地みてもんじゃ食べて帰宅。

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8/3-8/4
富士登山。17:00高速バスで新宿発、19:00すぎ5合目到着。20:30登り始める。4:40ごろ山頂にたどりつく。ご来光にはギリギリ間に合った。スタッフの人いわく、ここ15日くらいで一番きれいに見える日だったそう。
で、じつは下山途中に高山病にかかる。高山病にならないようにとゆっくり登りすぎたせいで8合目から急ぐはめになり、パーティーほぼ全員山頂でちょっと頭痛がする状態になってた。登りはトレイルランやってる友人に聞いた呼吸法を心がけてたんだけど、下りで気を抜いたとたんにおれだけダウン。早く下りたかったが、他の人は脚にガタがきていて休憩したかったため、下りが速い人と2人で下りていった。軽い頭痛はちょっと残ったけど、気持ち悪いのは下りていったらすぐに治った。10:15に5合目到着。高山病ってこんなに辛いのか、と思った。下りれば治るが、下りない限り治らない。ひたすら頭痛と吐き気が続く。
あとは装備の重要さ。8合目以降の寒さと風はダウンとレインジャケットでかなり助かった。あとハイカットの足首を固定できる登山靴。足をねんざしかけたのが1人いたんだけど、靴のおかげで軽傷で済んでた。たまにめっちゃ軽装の外国人観光客を見かけたんだけど、何だったんだろあれ。半袖半ズボン、靴はオールスター、ライトは申し訳程度のマグライト、帽子と手袋はもちろんなしとか。
ご来光はきれいだったけど、どちらかといえば夜に登るときに見えた、月と星と相模湾と、樹海の向こうに見える首都圏の光のほうが好きだった。赤い月(低い位置にあるとき、光の屈折で赤く見える)も見えたし。
写真はちょっと夜が明けてきた4:00くらい。奥に見えるのがたぶん関東圏の光。

プラネテス(1) (モーニング KC)

プラネテス(1) (モーニング KC)

プラネテス(2) (モーニング KC)

プラネテス(2) (モーニング KC)

プラネテス(3) (モーニング KC)

プラネテス(3) (モーニング KC)

プラネテス(4) (モーニング KC)

プラネテス(4) (モーニング KC)

なぜか今読む『プラネテス』。けっこう面白い。ハチマキが最初、健康優良不良少年・金田正太郎にしか見えなかったけど。サブストーリーながら1巻のユーリのエピソードは泣けた。
僕はあまり宇宙にロマンを感じないほうだけど(宇宙は遠すぎてピンとこないのだ。地学は大好きで小学生のときの趣味は化石採集)、遠くへ行きたい、みたいな若いときの衝動っていうのはわかるし、今でもどこかに残ってる。まだ若いってことですね。