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The Conscience of a Liberal

格差はつくられた―保守派がアメリカを支配し続けるための呆れた戦略

読んだ。が、訳が出るらしい。邦題は『格差はつくられた―保守派がアメリカを支配し続けるための呆れた戦略』。邦題もアレだが、ブックカバーもなんだかださい。ハンバーガーが積みあがっていて、星条旗が立ってんの。日本イコールgeisha girls、アメリカといったらハンバーガーと星条旗ということか。
それはどうでもいいとして、基本的には大統領戦に向けて書かれたもの。基本的なスタンスはとうぜん同じ。
個人的におもしろかったのが12章のConfronting Inequality。アメリカの階層移動の不平等にふれていて、一般にガチガチの階層社会だと思われてるフランスやイギリスよりも世代間の移動が難しいとのこと。Freakonomicsにも親の所得と子どもの学歴の相関の話があったから、もしかしたら公然の事実なのかもしれないけど。
理由としてクルーグマンは国民皆保険がないことを挙げてるんだけど、これには賛成できず。流動性制約だとか、文化資本だとかのほうが大きいと思うんだけど。