maaliskuu2010-01-08

「ずっとあなたを愛してる」(フランス・2008年)をみた。フィリップ・クローデル監督。
観た人がこぞって言ってるように、タイトルがどうしてこうなった状態なだけで、非常にまっとうな映画。もっと話題になってもいいと思う(ここで配給会社は「バス男」と逆のことをするべきだったかも)。
息子を殺した罪で15年刑務所にいた姉が、妹夫婦のもとで暮らしはじめるところから物語は始まる。一言で言ってしまうと、いるはずのない人が現れて、存在を獲得していく映画といっていいかも。ラストカットの台詞に象徴的に表れてるように。ただきれいに収まりすぎてちょっと物足りない気も。
とにかくタイトルがアレなだけで、わりとドライな人間関係の描写とか、張り詰める空気を一瞬でリラックスさせるシーンの連続とか、いろいろ楽しめる映画です。