記念買い。佐々木敦が書いてるけど、「空気人形」のペ・ドゥナはエロいけどエロくないんですってば!
2円で刑務所、5億で執行猶予 (光文社新書)

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『犯罪不安社会』の後半の人。蒙が啓かれまくり。刑事政策の重要性。
ベーシック・インカム入門 (光文社新書)

ベーシック・インカム入門 (光文社新書)

新書レベルで出るようになったのは大きな貢献だと思います。フリードマンの「負の所得税」についても差別しないで扱っているのはいい。
つっこみどころは多いけど一つだけ。「技術革新によって雇用が減少する」→減ってません。「政府は完全雇用の追求を諦めた」→諦めてません(某国中央銀行のぞく)。あと「ケインズ主義的政策」について誤解してると思われるところがちらほら。この著者に限らずこの分野について書いてる人に共通しているので責めに帰するとは思わないけど。評判にたがわず名著(すでに9刷)。一家に一冊。
ひとつ思い出したこと。中学2年生のとき、同じクラスにずいぶんませた友人がいた。当時普及したばっかりのEメールでアントニオ・カルロス・ジョビンについて長々と薀蓄を書いて送ってきたり、DTMでかなり複雑なコード進行の曲を作ってしまうような奴だった。電子音楽にも詳しくて、ハウスとテクノとミニマルの違いなんかを講義してもらった記憶がある(全然覚えてないけど)。そしてMD(さすがにカセットテープの時代は終わっていた)にいろいろ音楽を入れてもらった中に入っていたのがstrings of lifeだった。
ちなみにその友人はいろんな面で天才だったにも関わらず、全校集会でとなり見たらチンコ出してるようなアホでもあったんだけど元気ですか鈴木くん。