2009-10-16 ■ cinema 『あの日、欲望の大地で』をみた。おもしろい。そしてプロットからカット割りから演出からいちいち巧妙。 『バベル』『21グラム』の脚本家が監督した映画。時間を交差させて謎解きをさせるのは健在なんだけど、その謎解きがメインディッシュではない。交差するのはむしろ人間関係。それぞれの登場人物の思惑だとか意図した行為が、交錯する人間関係のなかで意図しない帰結となって行為者たちを翻弄していくさまを描いている映画だという印象をもった。 音楽もかっこいいよ。dipの映画音楽みたいなかんじ。